9月9日 上野の院展に行ってまいりました。
午後1時丁度、上野駅公園口に揃った 渡部 洋、草川、安達、渡部 利充、船瀬の五名はテレビの「なんでも鑑定団」よろしく院展に向かいました。
会場の東京都美術館のロビーは行列ができ、人で溢れています。院展って大人気なんだと感心していたら、隣の会場はテレビ局が競ってとりあげている藤田 嗣治展の会場でした。
入口でいただいた展示パンフレットを開いてみると220cm×180cmの大作300点が24の部屋に展示されている案内図がありました。全部見て出口にたどり着くには1時間は懸かると腹をくくりました。
駅から院展までの道中「おれ、美術は森先生に習った。」「俺も”ペンちゃん」の会話を思い出しながらさあ鑑賞と気合を入れました。
入口から一番目の展示室に入りました。いきなり眼前に私には古の外国の街を遠望している様にも見受けられる画面が飛び込んでまいりました。なんだろうと作品に近づき金色のプレートに見入ると、同人吉村 誠司「山のある町」とあります。目指した作品との対座でございました。
展示室に入ってから一時間余り、皆 展示作品に圧倒された為なのか、へとへとな感じで出口に集まりました。会場を出ると残暑の午後です。とにかく涼しい処へと公園口とは反対側の入谷口に向かいました。
そして五人の内の誰かが予約していたと思しきお店に入り、予約席と書かれた席に落ち着きました。そこからは二時間余りの感想会でした。ビールやソーダ割の注文が続きました。やがて誰かの「今日のこの感想会、脇道の話の方が多いな」の言葉に一同我に返ったのあります。そにて、今回の支部行事「院展・吉村誠司の作品鑑賞会」は全うされた次第です。
船瀬 裕康 (高 13回)